DeepLによるDeepL解説:DeepLとPhraseを活用した翻訳のカスタマイズ方法

主なポイント

  • DeepLとPhrase TMSを連携させ、ローカライゼーションワークフローの効率化を図ると共に、チームが翻訳の品質、語調、用語をより細かく管理できるようにします。
  • DeepLとPhraseの連携により、企業はワークフローに適した設定を選択できます。機械翻訳エンジンへの直接アクセスから、完全管理型の機械翻訳プロファイルまで、幅広い選択肢が用意されています。
  • 語調の調整、言語モデルの選択、用語集、翻訳メモリなどのカスタム設定により、チームはブランドイメージやコンテンツの種類に合わせて出力を調整できます。
  • DeepLは社内でこの設定を活用し、Zendeskの動的コンテンツのローカライゼーションを自動化しており、Phrase TMSを通じて更新されたコンテンツを数分で移行しています。
  • DeepLとPhraseは、組織の言語AI戦略に合わせて成長するローカライゼーションワークフローを念頭に置いた、拡張可能な基盤を構築します。

ローカライゼーションと翻訳の分野で、古くからよく知られている3つの用語があります:

  • 翻訳支援ツール(CAT) 
  • 翻訳管理システム(TMS)
  • 機械翻訳(MT) 

これらは、グローバルなコミュニケーションを可能にする影のヒーローであり、あらゆる言語サービス専門家や戦略家にとって不可欠な存在です。 

しかし、状況は変わりつつあります。こうしたツールの機能は絶えず進化しており、特に言語AIがもたらすこれまでの常識を覆す可能性によって、その進化は加速しています。

DeepLの活動の核心は、AI駆動の翻訳の力を最大限に活用することです。ですから、実体験のエピソードを通じて当社の知見を共有させてください。

DeepLとPhraseによるグローバルローカライゼーションの自動化

今回のDeepLによるDeepL解説ブログシリーズは、パートナー企業であるPhraseとのコラボレーションでお届けします。

本記事では、Phraseのプラットフォーム内でDeepLの言語AIを活用するためのベストプラクティスと、両社のローカライゼーションチームがどのように双方のソリューションを統合し、ワークフローの効率化と翻訳品質の向上を図り、独自のニーズに合わせて翻訳をカスタマイズしているかをご紹介します。 

いくつかの簡単な手順に沿って進めるだけで、どなたでも以下のように高品質な翻訳を実現できます:

  • 隙のない語調
  • 最高のテクノロジーを活用した翻訳
  • 貴社ブランド固有の用語を反映した翻訳 

さらに、これらの設定をカスタマイズされた機械翻訳プロファイルに統合すると、特定の言語から独自のコンテンツタイプに至るまで、あらゆるユースケースへの対応が容易になります。

DeepLをPhrase TMSと統合するメリットとは?

DeepLの言語AIをTMSベースのローカライゼーションワークフローと連携させることで、信頼性の高い翻訳を特定のニーズに合わせてカスタマイズし、簡単に利用できるようになります。

DeepLとPhraseのシームレスな連携が、生産性の向上を後押しします。さらに、コンテンツのローカライゼーションを管理するTMSのインターフェースから離れることなく、すべての作業を実行できます。

Phrase TMS内では、以下の2つの方法でDeepLの優れた翻訳品質を活用できます: 

  • 対象となるDeepLのアカウントから入手できる、翻訳支援ツールプラグインで使用する認証キーで、DeepLをサードパーティ機械翻訳エンジンとして統合します。この連携により、Phrase TMSの翻訳プロジェクト上でDeepLの翻訳エンジンに直接アクセスできるようになります。
  • 機能強化された機械翻訳ハブであるPhrase 言語AIを通じて統合を設定します。これにより、完全管理型の機械翻訳プロファイルを作成でき、独自のユースケースに基づいて機械翻訳の出力を微調整できるようになります。

DeepLをPhrase TMSに接続したら、次はカスタマイズです。語調、モデルの選択、用語集などの設定を活用することで、具体的なユースケースに合わせて翻訳を調整できます。

PhraseでDeepL翻訳をカスタマイズする方法

翻訳オプションをカスタマイズできることの重要性は、重々承知しています。一貫した語調を維持したい場合や、翻訳がブランドイメージに合致するようにしたい場合にも、DeepLなら対応可能です。 

Phrase言語AIでDeepLを機械翻訳のプロバイダとして選択すると、2つの主要なカスタマイズオプションを利用できます。これらのオプションを使って、翻訳を完璧に調整できます。

敬称と親称の設定で翻訳の語調を調整する

DeepLの「敬称/親称の指定」機能で、翻訳の語調を調整できます。デフォルトでは、原文の敬称と親称を自動的に検出して翻訳に反映します。

また、対象読者やターゲット市場の文化的規範に応じて、常に敬称または親称を使用するように設定することも可能です。この機能により、対象読者の前提や文化的基準に即した語調で語りかけることができます。

ユースケースに適したDeepL言語モデルを選ぶ

DeepLでは、ユーザーの特定のニーズに合わせて、市場をリードする2つの言語モデルをご用意しています。当社の従来のAIニューラルネットワークアーキテクチャを搭載したモデルをお選びいただけます。このモデルは、非常に正確でニュアンス豊かな翻訳を、圧倒的なスピードで提供します。

または次世代言語モデルも選択可能です。高度に専門化された当社開発のLLM技術に基づき構築されており、人が行ったように自然で正確な翻訳を生成し、ポストエディットの必要性を大幅に低減させるため、生産性を大幅に向上させます。

どちらのモデルをご利用の場合でも、あらゆる翻訳ニーズに対応するDeepLの言語AIにいつでもアクセスできます。また、ISO 27001、GDPR準拠、SOC 2 Type 2認証といった最高水準を満たすエンタープライズ級のセキュリティもご用意しています。

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用語集が訳文の一貫性を改善する仕組み

機械翻訳の出力をさらに細かく調整したいですか?DeepLの用語集機能を使えば、カスタマイズをさらに高度化できます。 

用語集を作成してDeepL MTプロファイルに紐付けることで、ユーザー独自の用語を正確に反映した翻訳が可能になります。 

この機能はさまざまな場面で非常に役立ちますが、特に以下のような場合に便利です:

  • すべての訳文の言語において、社内用語の一貫性を維持する
  • ローカライズされたコンテンツにおいて、UI要素(ボタン、CTA、メニューなど)が正確に反映されるように徹底する 
  • 原文コラムと訳文コラムの両方に同じ用語を入力することで、翻訳すべきでない用語を定義する

ここまで精度を高めると、ブランドイメージの維持の面で革新的な変化が起こり、コンテンツが洗練されたプロフェッショナルな印象になります。

PhraseにおけるDeepL翻訳メモリの仕組み

ユーザーやローカライゼーション専門家が、翻訳メモリ(TM)や、過去に翻訳されたコンテンツのデータベースの構築に多大な労力を注いでいることは承知しています。 

ご安心ください。それらが消えることはありません。

Phrase TMSでコンテンツを翻訳する際は、事前翻訳の設定を使用して、TMの一致を引き続き活用することができます。 

例えば、特定の閾値までのTM一致を適用し、残りのコンテンツをDeepLに翻訳させることが可能です。カスタマイズ可能な機械翻訳プロファイル設定のおかげで、DeepLの訳文はTMとシームレスに融合され、一貫性と品質が担保されます

DeepLの活用例:Zendeskコンテンツのローカライゼーションの自動化

DeepLでは、Zendesk環境内で動的コンテンツを活用することで、プロセスを効率化しました。ご存じない方のために説明すると、「動的コンテンツ」とは、お客様サポートおよびナレッジマネジメントチームがシステム内の各部分に簡単に適用できる、事前翻訳されたテキストモジュールを指します。 

徹底的なコンテンツ監査を実施して、機械翻訳(MT)ベースのワークフローを使用して最適化できる動的コンテンツを特定します。

そのプロセスは以下の通りです: 

  • Phraseの自動プロジェクト作成(APC)機能を使用して、Zendesk内の動的コンテンツを継続的に監視します。
  • 新しいコンテンツや更新されたコンテンツが掲載された瞬間に検出します。
  • そのコンテンツをPhrase TMSに自動的にインポートします。
  • 適切な機械翻訳プロファイル、用語集、および翻訳の設定を使用して翻訳を行います。
  • 翻訳が完了したコンテンツを直ちにZendeskに返送します。

このワークフロー全体はわずか数分で完了し、ローカライズされた動的コンテンツが常に正確で最新の状態に保たれ、かつグローバルな顧客のサポート体制が万全に保たれるように徹底します

DeepL AI Labsで、当社の言語AIイノベーションによりローカライゼーションの未来が形作られるプロセスをご覧ください。

DeepLの言語AIスイートでローカライゼーションをスケールアップ

DeepLとPhraseは、単なる翻訳の改善にとどまらず、チームにさらなる価値をもたらします。このタッグは、エンドツーエンドで、よりスマートかつ効率的なローカライゼーションワークフローを実現します。

DeepLの言語AIスイート(DeepL翻訳WriteVoiceAPIIntegrations)は、グローバルビジネスにおいて言語が重要な役割を果たすあらゆる場面をサポートします。

DeepLの専門的な言語AIが、貴社のローカライゼーションワークフローにもたらす影響については、ぜひセールスチームまでお問い合わせください

ウェビナーを見る:実働中のDeepLとPhrase

これらすべてが実働中の様子をご覧になりませんか?当社のウェビナー:Phrase TMSでDeepLを活用してシームレスな多言語翻訳を実現をご覧ください。

DeepLとPhraseのローカライゼーション専門家が、ワークフローの最適化、生産性の向上、そして最高品質の翻訳を実現する方法について解説します。

機械翻訳(MT)の枠を超え、ローカライゼーションのワークフローを自動化する追加機能について、詳しくはPhraseのWebサイトをご覧ください。

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