社内の急速なグローバル化とダイバーシティ実現

株式会社 日立産機システム、IT戦略統括部 ITマネジメント部の田中宏和様ならびにグローバルブランド&コミュニケーション部 グローバル宣伝グループの白井満夫様にお会いしました。

多国籍のチームをより密接に協力させる中で直面した課題と、DeepLのツールがその課題の解決にどのように役立ったかを、お話いただきました。 

主なポイント

  • 60%の時間短縮:DeepLは翻訳作業に必要な時間を60%以上削減。

  • 2日間の作業を1日に:以前は2~3日かかっていた英語のPowerPointプレゼンテーションの作成が、今ではたった1日で完了。

  • ユーザー数が100%増加:導入後6か月以内に、社内のDeepLユーザー数は倍増。

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業界
製造
DeepLのプロダクト
DeepL Translator
主な市場
日本, アメリカ合衆国, 中国, タイ
主な言語
日本語 , 英語 , 中国語, タイ語

日立産機システムについて、詳しくご説明いたします。

日立産機システムは、幅広い産業分野向けに、デジタルでつなぐソリューションを提供しています。空気圧縮機や電力配電用変圧器、モーターに至るまで、低CO2排出の環境に優しい高効率なプロダクトを提供し、お客様や社会の課題解決を目指しています。日立グループは、データとテクノロジーを活用してよりサステナブルな社会の実現を支援する、社会イノベーション事業を推進しています。 


課題

  • 従業員の多国籍化に伴う、グローバル化。日立産機システムはグローバル化に伴い、コミュニケーションは英語が主流となっています。これにより、重要な会議では、資料を日本語と英語の両方で事前に準備することが不可欠となりました。
  • 技術用語。既存の翻訳ツールは、専門用語やニュアンスを正確に伝える点で十分ではありませんでした。

解決策

  • 文書ファイルの翻訳。DeepL翻訳により、時間を要していたファイル翻訳が、元のファイルをそのまま迅速に翻訳できるようになりました。
  • 部門横断的な契約業務の効率化。法人契約で部門横断的にDeepLを導入し、各部門のサービス利用時の手間と時間を削減しました。

成果

  • 60%以上の時間短縮を実現。以前は作成に2~3日を要していたPowerPointスライドも、DeepLでわずか1日で完成させることが可能となりました。
  • 社内の障壁を削減。言語の壁を取り除くことで、社内のグローバルなつながりが強化されただけでなく、DEI(ダイバーシティ、エクイティの&インクルージョン)の促進にもつながりました。


貴部署について、その使命と日常業務についてお聞かせいただけますでしょうか。

田中:私の名前は田中宏和と申します。IT企画グループの部長代理を務めており、予算および間接費の管理を担当しています。また、その部署内の調整役も務めています。私の主な業務は、日立製作所から届く国内外の様々な通知、告知、調査依頼を日立産業機器グループ各社宛てに展開し、収集してまとめることです。

白井:私の名前は白井満夫と申します。サステナブル経営戦略部門に所属するグローバル宣伝グループの一員です。主に宣伝関連業務を担当していますが、具体的には展示会の運営やカタログの管理、広告のチェックなどを行っています。

過去数年間で、グローバルなコミュニケーションのニーズが高まった理由は何でしょうか?

白井:当社は2021年頃から、グローバル事業を強化しており、その結果、現在は多くの多国籍な社員が在籍しています。例えば、部長はアメリカ出身で、課長は中国出身の方です。上司とのコミュニケーションは完全に英語で行われていますが、私は全く英語を話せません。

最初はスマートフォンアプリを翻訳ツールとして使うなど、様々な方法を試してみました。結果、少し会話ができるようになりましたが、正確な翻訳を得ることはできませんでした。その後、上司からDeepLを紹介してもらいました。初めて使ってみた時、他の翻訳サービスと比べて最も使いやすいと感じました。その後、周囲の方々が次々と使い始めました。

田中:グローバル化が進む以前、海外のグループ会社から出向してくる方は毎年1名だったのですが、ここ数年は、その数が2、3、4名と増えてきています。また採用についても、日本国内だけでなく、中国やタイなどの国々からも、グローバルに人材を募集しています。

総務部や財務部からの通知など、社内で情報を日本語のみで配布することは、もはや十分とは言えなくなったということです。各部門は英語でこの課題に対応し始めましたが、それぞれが個別にDeepLと直接契約していました。これらの個人契約および部門契約を、全社的な契約に統合すべきであると認識しました。

IT部門がこれらの取り組みを調整すべきだと、どのように判断されたのでしょうか?

田中:私はDX推進本部に所属しています。その名の通り、様々なデジタルトランスフォーメーションの取り組みを推進しており、その一つが言語とコミュニケーションに関する分野です。もともと、グループ内では無料の翻訳ソフトウェアを活用していましたが、専門用語の翻訳精度が十分でなく、ニュアンスの伝達も不十分で、さらにPowerPointスライドの処理にも対応していませんでした。さらに、操作する人のスキル次第でうまくいかないこともあり苦労をしていました。そこで、一般的な翻訳ニーズには無料のソフトウェアを利用し、それだけでは不十分な場合には、専門的なツールを検討することに決めました。

最終的に、技術用語を正確に翻訳できる点から、DeepLを採用することとなりました。当初は、わずか数十名しか使用していませんでした。しかし、半年でDeepLのユーザー数は倍増し、社内で専門的な翻訳に対する大きなニーズがあることに気づきました。

部門をまたいで一つのツールを提供することで、会社としての効率性を大幅に改善できました。以前は各部門ごとに申請プロセスを経る必要がありました。しかし弊社全体でDeepLを導入したことで、時間のかかる社内手続きを経る必要がなくなりました。

最も頻繁に翻訳されるのは何でしょうか?

白井:メールの翻訳には主にDeepLを利用していますが、英語のみのPowerPointスライドがある場合には、ファイル全体をDeepLに読み込み、英語へ翻訳しています。それだけで、全体像を把握できます。

田中:つい最近までは、特定の人のみが使用していましたが、今では上司と英語でコミュニケーションを取る必要が生じたため、日常的なツールとしてより頻繁に利用するようになりました。

DeepLのご利用により、他に何か影響はありましたでしょうか?

田中:重要な社内会議では、以前は日本語のPowerPointのみを使用していましたが、現在はより多国籍化が進んだため、すべてのPowerPointを英語でも作成しています。

IT業界のグループ会社との打ち合わせの際には、10枚程度のスライドを作成することがあります。各フレーズを日本語と英語の間で繰り返し翻訳し、最終的に「日本語から英語へ、英語から日本語へ翻訳しても、どちらも意味が通じる」と言える段階まで作り込んでいました。そうすると、プレゼンテーションの素案を作成するだけでも、2、3日かかっていました。

DeepLを利用すれば、日本語でスライドを作成した翌日には英語の文書を受け取れます。ですから、明らかに時間を節約できます。

今後、DeepLをどのようにご利用されたいですか?

田中:将来的には、DeepLが日常会話における音声コミュニケーションにも活用できるようになれば、より多くの交流の機会が広がるのではないかと考えます。

白井:聴覚に障害のある私は、普段のコミュニケーションには文字起こしするアプリを利用しています。ただ、相手がはっきりと大きな声で話さない場合、正しく文字起こしされないことがあります。また、話し方があまり上手でない方の声が聞き取りにくいこともあります。騒がしい環境での社交の場では、特に苦労します。周囲の音に紛れて、文字起こしが難しくなり、会話についていけなくなることもあります。これらのアプリの精度はまだ十分とは言えず、また先ほどお話した通り、専門用語は正しく翻訳されていません。DeepLがこのような会話上の問題を解決できれば理想的でしょう。

言語の壁を乗り越えたことで、仕事や私生活に変更はありましたか?

白井:もともと私は他国の方々と話す機会が全くありませんでしたが、会社のグローバル化は良い刺激となったと考えています。私は聴覚に障害があることから、他の人より障壁が多いのですが、今こうして会話ができることは大きな利点です。

DEIの推進に関して、当社は今後も、言語の壁も含め、ハンデキャップや違いにかかわらず、誰もが平等な環境で働けるよう、引き続き環境づくりを進めて行きたいと考えています。


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