「より多くの人と、感動を」 を掲げ、モビリティ領域における課題をモノ×コトで解決するソリューション企業・パイオニア株式会社(以下、パイオニア)は、国内外をまたぐ社内コミュニケーションの円滑化のため「DeepL Pro」「DeepL Voice for Meetings」などのDeepL製品を導入。 現在、同社は経営会議から設計現場の定例会議まで、幅広いシーンでDeepL Voice for Meetingsを活用。また、グループ推奨の翻訳ツールとしてDeepL翻訳が活用されています。国境を越えたコミュニケーションが増大するなか、DeepLが社内の連携強化と生産性向上の実現にどのように貢献したかお話を伺いました。

・DeepL Voice for Meetingsの優れたユーザビリティーを高く評価
・経営会議から設計現場の定例会議まで、国内外の多彩な参加者がいる会議で広く活用
・言語の熟練度に関わらず本質的なコミュニケーションに集中でき、意思疎通の円滑化や生産性の向上に繋がる

「より多くの人と、感動を」をミッションに掲げるパイオニアは、モビリティ領域における課題をモノ×コトで解決するソリューション企業として変革を進めています。1938年の創業以来培ってきた音づくりの技術に、デジタルサービスなどの新たな価値を組み合わせ、「ものづくり企業」から「ソリューション企業」への転換を加速しています。
こうしたなかで形を変えつつあるのが、グループ内のコミュニケーションです。パイオニアはソリューション企業への変革を目的に、2023年にインド、2025年にはドイツに研究開発拠点を新設しました。さらに、欧州やインドでのOEMビジネスの拡大を目指し、各地域における海外事業の拡大を進めています。これにより国境を越えるコミュニケーションの機会を急増させ、グループ内の連携強化がこれまで以上に重要な課題となりました。
その前に立ちはだかったのがランゲージバリア、いわゆる「言語の壁」です。情報戦略統括グループDXシステム部部長の奥山洋一氏は、当時の課題を次のように説明します。
「従来からパイオニアでは、国内外の参加者が同席する会議を英語で行われていました。ただし、その頻度はそれほど多くなく、通訳や英語に堪能な出席者に通訳を頼めば、意思疎通に大きな支障はありませんでした。しかし、海外事業の拡大に伴い、共同プロジェクトが増加。英語での会議の機会も一気に増え、コミュニケーションの課題が明確になりました。当社では社員の英語習得を推奨しているものの、すべての社員が堪能というわけではありません。とはいえ、従来のように一部の社員に通訳を頼るだけでは、会議数の増加に対応しきれず、負担が偏ってしまいます。そこで、国内外の意思疎通を支える新たな仕組みが求められるようになりました」(奥山氏)。

▲情報戦略統括グループ DXシステム部 部長 奥山 洋一氏
海外事業の拡大に起因する課題に直面するなか、DXシステム部は同社CIOから音声翻訳ツールの導入を指示されました。グループ内におけるコミュニケーションの齟齬や拠点間の連携不足は、経営層も懸念する重要課題になっていました。この課題を受け、パイオニアはグローバル連携を見据えた新たな挑戦へと踏み出しました。
音声翻訳ツールの導入にあたり、導入の決め手となったのはDeepL Voice for Meetingsの優れたユーザビリティーでした。DeepL Voice for Meetingsは、Microsoft Teams上にリアルタイムで翻訳を表示するための最適なソリューションでした。別のツールを立ち上げて異なる画面を確認する必要がなく、操作性に優れていたといいます。
トライアルで製品を比較した奥山氏は、次のように振り返ります。
「画面の向こうの相手と会話しながら、異なるツール上で流れていく字幕を追うのは容易ではありませんでした。競合製品のトライアルを試してみましたが、なかなか目が追いつかず、会議で使用するとユーザーも疲れてしまうのではないかと思いました。その点でDeepL Voice for Meetingsはいつも使い慣れているTeamsのUI上に翻訳結果が表示されるため、字幕にも目が追いつきやすいのです」(奥山氏)。
また、このトライアルを通じてDeepL製品の高い翻訳精度を確認した奥山氏らは、音声会議だけでなく、日常のテキスト翻訳でも同じような課題があることに気づきました。部門ごとに異なる翻訳ツールを使っていたため、訳文の品質にばらつきが生じ、情報伝達にムラがあったのです。そこでDXシステム部を中心に、テキスト翻訳ツール「DeepL Pro」を全社の推奨ツールとして導入。これにより、同じ精度、同じ訳文トーンで情報を共有できるようになり、より円滑にコミュニケーションを取れるようになっています。現在では、DeepL Proは利用部門のユーザーから好評を博しており、特に他社製品を利用していた部門からは、「翻訳精度が向上した」「訳文がより自然になった」といった声が数多く寄せられています。
DeepL Voice for Meetingsの導入を決めたパイオニアは、国内外の各拠点へ順次展開していきました。当初は、新たなツールの導入に伴い使用方法や設定方法の問い合わせが寄せられることもありましたが、DeepLから提供されるマニュアルやガイドラインを社内ポータルで共有することで、製品理解・利用促進が進みユーザー理解が広がりました。
「カスタマーサポートの対応にはいつも感謝しています。例えば、DeepL Voiceが他社のグループウェアのアップデート未実施が原因で作動しなかった場合でも、DeepLのカスタマーサポートチームは迅速に状況を把握し、適切な解決策を提示してくれました。自社製品の範囲にとどまらず、ユーザーの環境全体を踏まえたアドバイスをしてくれる点は、運用を担う立場として非常に心強いです」(奥山氏)。

現在、パイオニアでは経営会議から現場の定例会議まで、幅広いシチュエーションでDeepL Voice for Meetingsが利用されています。これにより、英語の習熟度に左右されず、自由闊達にコミュニケーションできる環境が整備されたと奥山氏は語ります。
「DeepL Voice for Meetingsを導入した最大の成果は、社員が『本質的なコミュニケーション』に集中できるようになったことです。例えば、以前は、英語が得意ではない従業員が自分の発言が意図通り伝わっているか気を取られたり、他の発言者の英語を必死に聞き取ろうとするあまり、アジェンダに関する議論や情報共有が疎かになりがちでした。場合によっては、そうした応対の煩わしさから発言や質問をためらうこともあったかもしれません。それでは会議の本来の意義が失われてしまいます。しかし、現在では英語の習熟度に関わらず、すべての社員が本質的な議論や情報共有に集中できる環境が整いました。こうした環境の整備により、国内外のコミュニケーションが円滑化し、設計や開発の手戻りを減らして事業のサイクルを加速させるなど、生産性向上にもつながっています」(奥山氏)。
以前では、ヨーロッパとの英語会議で意思疎通がうまくいかず、会議が滞っていたことがありました。参加する日本人メンバーにとっては非常にストレスな状態だったが、DeepL Voice for Meetingsを使うことで言いたいことが伝わるようになり、心理的安全性が確保され、本質的に議題を協議することが出来るようになったとお話し頂きました。

▲(左)情報戦略統括グループ DXシステム部 クラウドインフラ課 松本 大佑氏 ▲(右)情報戦略統括グループ DXシステム部 部長 奥山 洋一氏
さらに、奥山氏はDeepL ProやDeepL Voice for Meetings が会議に伴う事前準備の手間を大幅に削減していると話します。以前、英語での会議では、会議資料や発言内容を事前に英訳しておくなど、準備に時間を要する社員が少なくありませんでした。しかし、現在では、発言内容を事前に英訳する必要はなく、会議資料についてもDeepL Proのファイル翻訳機能を用いれば即座に英訳できます。こうした変化が、多くの社員の業務負担を大幅に削減しています。
DeepL Voice for Meetingsの導入に手応えを得たパイオニアは、現在、対面コミュニケーションで活用する翻訳ツール「DeepL Voice for Conversations」に興味を寄せています。今後はWeb会議だけでなく、対面コミュニケーションにおいても「言語の壁」を取り払い、さらなる社内コミュニケーションの活性化を図ることを期待しています。情報戦略統括グループDXシステム部クラウドインフラ課の松本大佑氏は、DeepL製品への期待を力強く語ります。
「DeepL製品は一義的にはバーバルコミュニケーションをサポートするツールですが、実際にDeepL Voice for Meetingsを利用してみて、相手の気持ちやニュアンスなど、ノンバーバルな部分のコミュニケーションも円滑にしてくれる効果があると感じました。私自身、それほど英語が得意ではないため、以前は海外のITチームとのやり取りに難しさを感じていました。しかし、DeepL Voice for Meetingsが導入されてからは、以前なら切り出しづらかった複雑なニュアンスの話題や悩みごとを自然に話せるようになっています。おそらく、人は言葉のやり取り(バーバル)が円滑になることで、相手の表情や感情といった非言語的な要素にも敏感になり、より深いコミュニケーションが可能になるのだと思います。DeepL Voice for Meetingsは、世界中で働く社員たちの心の距離を確実に近づけてくれました。DeepL Voice for Conversationsも、当社のグローバルな組織にさらなる一体感をもたらしてくれると期待しています」(松本氏)。

▲情報戦略統括グループ DXシステム部 クラウドインフラ課 松本 大佑氏
奥山氏もまた、松本氏と同様の変化を実感しています。DeepL Voice for Meetingsによるリアルタイムで高精度な翻訳が、社員同士の仲間意識を育み、意思疎通がより深く出来るようになった一方、今後DeepL Voice for Conversationsを利用することで、「対面で会いに行きたいと思える」環境を整え、感情や雰囲気の共有から仲間意識の創出に繋がることを期待していると語ります。
DeepLを使用するようになってからは、言語の壁を感じることなくグローバルな連携が加速し、生産性向上のメリットを大きく感じています。ビジネスシーンでは意思決定のスピードが上がり、パイオニア社員にとって手放せない存在になっていると実感して頂いています。
「ものづくり企業」から「ソリューション企業」への変革に向け、海外事業を拡大するパイオニア。グローバルな事業体制を支えるには、その土台となる組織文化の醸成が欠かせません。世界各地で働く社員たちの心をつなぎ、グローバルにひとつの文化を育てていく。言語の壁を越えた新しいコミュニケーションが、その歩みを支えています。
世界各地の同僚や顧客、ビジネスパートナーと、言語の壁を気にせずコミュニケーションできます。DeepL Voiceなら、スピーディーかつ正確なコミュニケーションが実現します。
あらゆる言語のニーズに対応した包括的なソリューションにより、お客様のグローバルなコミュニケーションを強化できます。