リアルタイムのPDF翻訳が登場
リアルタイムの文書翻訳で、PDFファイルを訳せるようになりました。
世界各地の5億人以上に最高レベルの翻訳体験をご提供する中、PDF形式への対応には大きな期待が寄せられていました。2021年はじめには、7割強のDeepL ProユーザーからPDF翻訳へのリクエストがあったほどです。そしてこの度、ついにご期待に応えることができました。
PDFファイルをスピーディかつ高精度に翻訳
電子書籍でも海外のクライアントからの文書ファイルでも、数回クリックするだけでPDFファイルを丸ごと翻訳できるようになりました。フォント、画像、フォーマットはそのままに、圧倒的な品質の翻訳を手に入れて、効率アップを図れます。
1か月に翻訳できる文書ファイル数は、プランごとに異なります。無料版では、1か月に3ファイルまで翻訳できます。なお無料版では、ファイルにつき5MB、10万文字の上限があります。DeepL Proには、複数のオプションがあります。APIでも、カスタマイズしたビジネスアプリケーションにPDF翻訳の機能を組み込んでご利用いただけます。
DeepLとAdobe Inc.との提携
DeepLでは、Adobe APIを使ってPDFファイルの内容をテキスト形式に変換し、翻訳後PDFに戻します。変換は数秒で完了しますが、この際、PDFファイルと翻訳済みのファイルがアメリカ合衆国のAdobe Inc.に送信されます。翻訳自体は、もちろんDeepLが行います。詳しくはDeepLの個人情報保護方針をご覧ください。
2通りの翻訳方法
DeepLのデスクトップアプリをお使いの場合は、以下の2通りのうちお好みの方法でPDFファイルを翻訳できるようになる予定です。
- リアルタイムのPDF翻訳では、ファイルのフォーマットを維持して訳します。ただし技術的な理由により、PDFファイルはアメリカ合衆国のAdobe Inc.に送信されます。なお、デスクトップアプリはリアルタイムのPDF翻訳に未対応ですが、近日中に対応できるように準備を進めています。
- OCR(光学的文字認識)を使ってPDFファイル内のテキストを認識して訳します。DeepLのアプリでPDFファイルをアップロードするか、ドラッグ&ドロップしてください。 この方法では、ファイルからテキストを抽出し、テキスト翻訳画面に挿入して翻訳を行います。そのため、ファイルのフォーマットは維持されません。OCRを使う翻訳では、ファイルがAdobe Inc.に送信されることはありません。
リアルタイムのPDF翻訳は、ウェブ上の翻訳ツールとDeepL APIでご利用いただけます。近日中に、デスクトップアプリのWindows向けならびにMac向けのDeepLアプリでもご利用いただけるようになる予定です。
なお、カスタマイズしたフォントや大きなサイズの画像があると、翻訳の品質に影響が及ぶことがありますのでご注意ください。最良の翻訳結果を得るには、できるだけ視覚的要素の少ないファイルをご用意ください。
詳しくはヘルプセンターもご参照ください。
翻訳したいPDFファイルがありますか?DeepL翻訳で今すぐお試しください。