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DeepL APIを導入する

2017年8月、機械翻訳の新たなマイルストーンとなるDeepL翻訳を発表しました。 発表後は、翻訳者、企業、開発者などから多数問い合わせがあり、DeepLの翻訳技術を使った新製品のアイデアが持ちかけられました。

今日紹介するのは、DeepL Proの関連製品、DeepL APIです。 簡単に言うと言うと、DeepL APIは他のコンピュータープログラムからDeepLのサーバーにテキストを送り、質の高い翻訳を受け取るためのインターフェースです。 DeepL APIを使えば、ありとあらゆる翻訳関連製品にDeepLの翻訳技術を組み込め、世界中の開発者が様々に開発を進められるようになります。例えば次のような製品を開発できます。

  • リアルタイム翻訳アプリ:近年、技術系大手企業や小規模なスタートアップ企業が、その場ですぐに翻訳してくれる小型のイヤホンの開発を発表しているものの、翻訳は従来の翻訳ツールのレベルにとどまっています。DeepLの新しいAPIを使えば、DeepLの翻訳技術を使ってリアルタイム翻訳アプリを開発できるため、訳文の間違いをぐっと減らせます。
  • AR翻訳:スマートフォンのカメラを標識に向けると、標識が正しく翻訳されます。DeepL Proに登録すれば、このようなアプリの開発が可能です。
  • オペレーティングシステム(OS):DeepLの技術をシステムに組み込めば、ブラウザ、チャットプログラム、メールソフト、ワードプロセッサーで即座に翻訳ができます。
  • 組織内のコミュニケーションシステム:大企業で社内コミュニケーションシステムにDeepLの翻訳技術を取り入れられます。データを確実に保護して機密性を保ちながら、高い品質の翻訳を即座に得られます。
  • 翻訳支援ツール:DeepL APIは、翻訳業界で広く用いられているSDL Trados Suite 2017に組み込み可能です。翻訳者は、お気に入りの翻訳ツールでDeepLのニューラル機械翻訳を使えるようになります。

システムに簡単に組み込める高品質の翻訳は、新たな基準となるでしょう。DeepLには、言語の壁に妨げられることなく、人々がつながり合える世界を築くというビジョンがあります。私たちと意を同じくする開発者が、素晴らしい製品を作り出してくれることを心待ちにしています。